pentaho:start
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pentaho:start [2016/11/30 15:01] – Wiki Editor | pentaho:start [2020/12/04 14:27] (現在) – Wiki Editor | ||
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PentahoはJavaベースのソフトウェアで、Tomcatないしはアプリケーションサーバで稼働するBAサーバを中心として、いくつかのツールからなっている。ツールは、デスクトップアプリケーションとして利用するGUIツールと、BAサーバのプラグインとして利用するものがある。有償版の多くは、BAサーバ上のプラグインであるようだ。 | PentahoはJavaベースのソフトウェアで、Tomcatないしはアプリケーションサーバで稼働するBAサーバを中心として、いくつかのツールからなっている。ツールは、デスクトップアプリケーションとして利用するGUIツールと、BAサーバのプラグインとして利用するものがある。有償版の多くは、BAサーバ上のプラグインであるようだ。 | ||
- | ===== BAサーバのインストール | + | * [[pentaho: |
- | ==== 準備 ==== | + | * [[pentaho: |
- | * Linuxサーバ(Gentoo Linux) | + | * [[pentaho: |
- | * JDK | + | * [[pentaho: |
- | * PostgreSQL | + | * [[pentaho: |
+ | * [[pentaho: | ||
- | PentahoはJavaで書かれているため、JDKをインストールしておく。データベースサーバについては、MySQL、PostgreSQL、MS-SQLサーバ、Oracleなど主要なものに対応しているが、ここではマニュアルでお勧めされているPostgreSQLでインストールする。なお、データベースサーバがなくても内臓のHSQLDBで作動するため、データベースサーバの設定は必須ではないようである。ユーザとして試用する程度ならば、これで十分だろう。PostgreSQLについてはパッケージでインストールし、必要に応じてネットワークからアクセスできるように適当に設定をしておく。 | ||
- | Linuxサーバ上に、「pentaho」ユーザを作成しておく。以降は、このユーザで作業を進める。 | ||
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- | ==== BAサーバダウンロード ==== | ||
- | Community Editionをダウンロードする。 | ||
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- | * [[http:// | ||
- | * [[http:// | ||
- | * メインサイト上部のメニュー「Sites > Community」 | ||
- | * [[https:// | ||
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- | コミュニティサイトの画面下部「Main Downloads」以下の「Business Analytics Platform」からBAサーバをダウンロードする。ダウンロードはSourceforgeから行われる。今回利用するバージョンは、Pentaho 7.0。バージョンによってインストール方法などが変更になっていたり、機能が増減していたりする一方で、マニュアルに反映されていない部分もあったりと、試行錯誤が必要。 | ||
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- | zipファイルでダウンロードしたら、アーカイブを解凍する。解凍すると「pentaho-server」フォルダができるので、以降はこのフォルダを起点に記述していく。pentahoにはTomcatが同梱されており、今回はこれを利用する。既にアプリケーションサーバやTomcatが利用できる場合は、sourceforgeからpemtaho-manualというファイルを落とせばよいようである。 | ||
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- | $ unzip pentaho-server-ce-7.0.0.0-25.zip | ||
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- | ==== インストールと設定 ==== | ||
- | 以下のドキュメントを参考に設定していく。一部、落とし穴がある。以下、パスはすべてpentaho-serverを起点にする。 | ||
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- | * [[https:// | ||
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- | ディスプレイが接続されていない、ないしはGUIが設定されていない環境向けにJAVAの起動オプションを設定する。Community Editionの同梱のTomcatはstart-pentaho.shで起動するため、このファイルを編集する。ファイル内の「CATALINA_OPTS」に「-Djava.awt.headless=true」というパラメータを追加しておく。ただし、実際に利用してみてオプションの効果はよくわからない。 | ||
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- | 以下のスクリプトを利用して、PostgreSQLに必要なデータベースを作成する。マニュアルには4つのファイルが記載されているが、Community Editionには3つしかない。 | ||
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- | * data/ | ||
- | * create_jcr_postgresql.sql | ||
- | * create_quartz_postgresql.sql | ||
- | * create_repository_postgresql.sql | ||
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- | これらのファイル内に、作成されるデータベースユーザとパスワードが記載されているため、必要に応じて編集する。以降、各所のDB設定では、ここで修正した内容に置き換える。ファイルはすべてSQLであるため、どのような形でもPostgreSQLで実行すればよいが、コマンドラインツール「psql」を利用する場合は、以下。 | ||
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- | $ psql -U postgres -f data/ | ||
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- | ここでマニュアルにない落とし穴。Quartzデータベースに不具合があり、そのままではpentahoの起動に失敗する。後の設定でテーブルのPrefixを設定するが、起動時の確認の際にはこの設定がうまく効いていないようで、テーブルの確認が失敗するようだ。なので、ダミーのテーブルを作成してやる必要がある。バグなのか?ソースを共有しているはずであるが、有償版では問題ないのだろうか? | ||
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- | 先ほど作成したquartzデータベースに、以下のSQLでダミーのテーブルを作成する。 | ||
- | CREATE TABLE " | ||
- | " | ||
- | ); | ||
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- | === Quartzの設定 === | ||
- | 以下のファイルを修正。PostgreSQL向けに設定されているので、確認のみで良い。 | ||
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- | * pentaho-solutions/ | ||
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- | 以下のようになっているか確認。 | ||
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- | org.quartz.jobStore.driverDelegateClass = org.quartz.impl.jdbcjobstore.PostgreSQLDelegate | ||
- | org.quartz.dataSource.myDS.jndiURL = Quartz | ||
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- | === Hibernateの設定 === | ||
- | 以下のファイルを修正。 | ||
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- | * pentaho-solutions/ | ||
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- | < | ||
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- | 上記修正後、そこで設定したファイル内のPostgreSQLの接続先、ユーザ名、パスワードなど接続情報を確認する。 | ||
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- | * pentaho-solutions/ | ||
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- | === Jackrabbit Repositoryの設定 === | ||
- | 以下のファイルを編集し、PostgreSQLを利用するようにする。また、各セクションの既存の設定はコメントアウトか削除しておく。既にファイル内に各種データベース用の設定がコメントアウトされているので、PostgreSQLの部分を有効にする。また、必要に応じて接続情報を修正する。 | ||
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- | * pentaho-solutions/ | ||
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- | マニュアルには「DatabaseJournal」の設定も記載されているが、Community Editionでは必要ないようである。マニュアルに記載されている設定を記載しても、該当するデータベースが作成されていないので動作しない。また、「di_jackrabbit」データベースを作成する手順とスクリプトも見当たらない。 | ||
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- | === Tomcatのデータベース接続設定 === | ||
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- | 次に、データベースに必要なJDBCドライバをインストールする。 | ||
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- | * tomcat/lib | ||
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- | 上記のパスにドライバのjarファイルを置く。 | ||
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- | 以下のファイルに接続情報を記載する。注意しなければならないのは、マニュアルをそのままコピーしてしまうと、一部で大文字と小文字が間違っていて、動かない。一見すると問題ないように見えるので厄介である。ファイル内にある既存の接続設定をよく参照して、大文字・小文字の区別まで含めてきっちり設定を作成する。 | ||
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- | * tomcat/ | ||
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- | < | ||
- | factory=" | ||
- | maxWaitMillis=" | ||
- | driverClassName=" | ||
- | validationQuery=" | ||
- | | ||
- | < | ||
- | factory=" | ||
- | maxWaitMillis=" | ||
- | driverClassName=" | ||
- | validationQuery=" | ||
- | | ||
- | < | ||
- | factory=" | ||
- | maxWaitMillis=" | ||
- | driverClassName=" | ||
- | validationQuery=" | ||
- | |||
- | |||
- | マニュアルには「pentaho_operations_mart」「PDI_Operations_Mart」の設定もあるが、Community Editionでは必要ないか、利用できないため記述しなくてもよい(と思う)。 | ||
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- | === Audit Log Fileの置換 === | ||
- | マニュアルのPostgreSQLの部分に記載はないが、MySQLでは記載がある。MySQLをPostgreSQLに読み替えて作業をする。Audit LogのためのSQLの設定らしい。 | ||
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- | $ cp pentaho-solutions/ | ||
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- | ==== 同梱のTomcatの起動と終了 ==== | ||
- | pentaho-server以下のstart-pentaho.shでTomcatを起動する。JavaVMのメモリ割り当てなどもこのファイルに設定する。初回起動時はバージョン確認のプロンプトが出るので、一読してenterキーを押せばしばらくしてTomcatが起動する。やや時間がかかる。うまく起動しない場合は、Tomcatのログやデータベースサーバのログを確認して、うまく接続できているかなどを確認していく。Tomcatのcontext.xmlの大文字・小文字の違いに気づかず、データベースに接続できなくてハマった。。。 | ||
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- | pentaho-serverの終了は「stop-pentaho.sh」を使う。 | ||
- | |||
- | Tomcatの再起動に時間がかかる場合があるので、Tomcatに以下の設定をしておく。Tomcatは「WEB-INF/ | ||
- | |||
- | $ find . -name " | ||
- | ./ | ||
- | ./ | ||
- | ./ | ||
- | ./ | ||
- | ./ | ||
- | |||
- | web.xmlの< | ||
- | |||
- | <web-app metadata-complete=" | ||
- | < | ||
- | .... | ||
- | .... | ||
- | | ||
- | BAサーバが起動したら、そのホストの8080ポートにアクセスし、ユーザ名「admin」、パスワード「password」でログインする。 | ||
- | |||
- | * http:// | ||
pentaho/start.1480485661.txt.bz2 · 最終更新: 2016/11/30 15:01 by Wiki Editor