pentaho:start
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pentaho:start [2016/11/30 13:45] – 作成 Wiki Editor | pentaho:start [2017/06/02 19:11] – Wiki Editor | ||
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PentahoはJavaベースのソフトウェアで、Tomcatないしはアプリケーションサーバで稼働するBAサーバを中心として、いくつかのツールからなっている。ツールは、デスクトップアプリケーションとして利用するGUIツールと、BAサーバのプラグインとして利用するものがある。有償版の多くは、BAサーバ上のプラグインであるようだ。 | PentahoはJavaベースのソフトウェアで、Tomcatないしはアプリケーションサーバで稼働するBAサーバを中心として、いくつかのツールからなっている。ツールは、デスクトップアプリケーションとして利用するGUIツールと、BAサーバのプラグインとして利用するものがある。有償版の多くは、BAサーバ上のプラグインであるようだ。 | ||
- | ===== BAサーバのインストール | + | * [[pentaho: |
- | ==== 準備 ==== | + | * [[pentaho: |
- | * Linuxサーバ(Gentoo Linux) | + | * [[pentaho: |
- | * JDK | + | * [[pentaho: |
- | * PostgreSQL | + | |
- | PentahoはJavaで書かれているため、JDKをインストールしておく。データベースサーバについては、MySQL、PostgreSQL、MS-SQLサーバ、Oracleなど主要なものに対応しているが、ここではマニュアルでお勧めされているPostgreSQLでインストールする。なお、データベースサーバがなくても内臓のHSQLDBで作動するため、データベースサーバの設定は必須ではないようである。ユーザとして試用する程度ならば、これで十分だろう。PostgreSQLについてはパッケージでインストールし、必要に応じてネットワークからアクセスできるように適当に設定をしておく。 | ||
- | Linuxサーバ上に、「pentaho」ユーザを作成しておく。以降は、このユーザで作業を進める。 | ||
- | ==== BAサーバダウンロード ==== | ||
- | Community Editionをダウンロードする。 | ||
- | * [[http:// | ||
- | * [[http:// | ||
- | * メインサイト上部のメニュー「Sites > Community」 | ||
- | * [[https:// | ||
- | コミュニティサイトの画面下部「Main Downloads」以下の「Business Analytics Platform」からBAサーバをダウンロードする。ダウンロードはSourceforgeから行われる。今回利用するバージョンは、Pentaho 7.0。バージョンによってインストール方法などが変更になっていたり、機能が増減していたりする一方で、マニュアルに反映されていない部分もあったりと、試行錯誤が必要。 | ||
- | zipファイルでダウンロードしたら、アーカイブを解凍する。解凍すると「pentaho-server」フォルダができるので、以降はこのフォルダを起点に記述していく。pentahoにはTomcatが同梱されており、今回はこれを利用する。既にアプリケーションサーバやTomcatが利用できる場合は、sourceforgeからpemtaho-manualというファイルを落とせばよいようである。 | ||
- | $ unzip pentaho-server-ce-7.0.0.0-25.zip | ||
- | ==== インストールと設定 ==== | ||
- | 以下のドキュメントを参考に設定していく。一部、落とし穴がある。以下、パスはすべてpentaho-serverを起点にする。 | ||
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- | * [[https:// | ||
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- | ディスプレイが接続されていない、ないしはGUIが設定されていない環境向けにJAVAの起動オプションを設定する。Community Editionの同梱のTomcatはstart-pentaho.shで起動するため、このファイルを編集する。ファイル内の「CATALINA_OPTS」に「-Djava.awt.headless=true」というパラメータを追加しておく。ただし、実際に利用してみてオプションの効果はよくわからない。 | ||
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- | 以下のスクリプトを利用して、PostgreSQLに必要なデータベースを作成する。マニュアルには4つのファイルが記載されているが、Community Editionには3つしかない。 | ||
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- | * data/ | ||
- | * create_jcr_postgresql.sql | ||
- | * create_quartz_postgresql.sql | ||
- | * create_repository_postgresql.sql | ||
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- | これらのファイル内に、作成されるデータベースユーザとパスワードが記載されているため、必要に応じて編集する。以降、各所のDB設定では、ここで修正した内容に置き換える。ファイルはすべてSQLであるため、どのような形でもPostgreSQLで実行すればよいが、コマンドラインツール「psql」を利用する場合は、以下。 | ||
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- | $ psql -U postgres -f data/ | ||
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- | ここでマニュアルにない落とし穴。Quartzデータベースに不具合があり、そのままではpentahoの起動に失敗する。後の設定でテーブルのPrefixを設定するが、起動時の確認の際にはこの設定がうまく効いていないようで、テーブルの確認が失敗するようだ。なので、ダミーのテーブルを作成してやる必要がある。バグなのか?ソースを共有しているはずであるが、有償版では問題ないのだろうか? | ||
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- | 先ほど作成したquartzデータベースに、以下のSQLでダミーのテーブルを作成する。 | ||
- | CREATE TABLE " | ||
- | " | ||
- | ); | ||
pentaho/start.txt · 最終更新: 2020/12/04 14:27 by Wiki Editor