レポート作成
Pentahoのデータ分析出力は、大きく分けてレポートとダッシュボードがあるようだ。レポートを作成するツールは「report designer」と呼ばれ、GUIアプリケーションとして提供されている。この使い方自体は、Pentahoのドキュメントにあるチュートリアルに従えば、比較的容易に理解できる。
report designer自体の操作は比較的直観的であるが、レポートで利用するデータソースの設定が分かりにくい。ここまでの試行錯誤で見つけた方法が大きく2つある。
- 生のSQLクエリを書く
- 別ツールの「metadata editor」で作成したmetadataファイル(.xmiファイル)を使う
生のSQLを用いる場合には、report designerのデータソース追加で「JDBC」を選択し、所定のコネクションを作成した後に、直接SQLを書けばよい。その際に、query designerというツールが利用できそうなのだが、うまく起動しない。いずれにしても、SQLの知識があれば、自分でクエリを書いてやればよい。ただし、この方法はあまりスマートなデータソースの管理とはいえないと思う。
metadataを用いる方法は、ワンステップ手間がかかるが比較的スマートな方法だと思う。metadata editorといツールで作成したデータソースの情報は、metadata editorからBAサーバにアップロードしておく。しかしこのmetadataは、BAサーバ上のCDEなどから直接利用することができない(たぶん。。有償版のツールからは利用できるようだ)。なので、metadata editorから「.xmi」形式でエクスポートしておき、report designerで読み込んで利用する。report designerでxmiファイルを読み込んで利用する際に注意しなければならないのは、読み込み画面の「ドメインId / BIサーバソリューション名」にmetadata editorでアップロードした際に指定したドメイン名を指定しなければ、サーバに公開した時にうまくデータソースにアクセスできない。おそらく、サーバ上でデータソースを特定するためのキーになっている。