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メモ:django2

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メモ:django2 [2019/05/29 17:22] – 作成 Wiki Editorメモ:django2 [2019/05/31 18:01] (現在) – [Viewの一般的な利用] Wiki Editor
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 admin.pyにmodels.pyのクラスをインポートし、そのクラスをadminサイトに登録するとモデル(データベース)が管理画面の管理対象になる。管理画面からはデータベースにデータを登録、修正、削除などを行うことができる。 admin.pyにmodels.pyのクラスをインポートし、そのクラスをadminサイトに登録するとモデル(データベース)が管理画面の管理対象になる。管理画面からはデータベースにデータを登録、修正、削除などを行うことができる。
 +
 +===== Viewの拡張 =====
 +ここまででとりあえず基本機能を確認した。ここからは具体的な機能を作成していく。
 +
 +==== URLからパラメータを受け取る ====
 +URLからパラメータを受け取ってViewに渡して利用する
 +
 +report/urls.py
 +  urlpatterns = [
 +      path('', views.index, name='index'),
 +      path('<int:ReportContents_id>/', views.detail, name='detail'),
 +  ]
 +
 +URLのパターンとして「<int:abc>」などとして山括弧で囲むと、その部分が補足できる。前半のintは、マッチするパターンを制限する。intは整数のみに限定して補足する。これを「パスコンバータ」「コンバータ」というようだ。正規表現でも記述できるが、よく使うパターンはintやstrなどで呼び出せる。後半のabcは補足したURLパターンの名前で、変数名のようなもの。Viewで利用するときに、この名前で呼び出せる。
 +
 +report/views.py
 +  def detail(request, ReportContents_id):
 +      return HttpResponse("You're looking at Report %s." % ReportContents_id)
 +
 +View側ではディスパッチされた関数の引数に与えれば、関数内でURLの内容を利用できる。
 +
 +
 +
 +==== ViewからModelを利用する ====
 +ViewからModelのデータを利用するには、Viewにモデルをインポートして、インポートしたオブジェクトのメソッドを使う。
 +
 +report/views.py
 +  from .models import ReportContents
 +  
 +  var_a = ReportContents.objects.order_by('xxx')[:5]
 +
 +
 +==== テンプレートの利用 ====
 +ここまでは、Viewでレスポンスの内容をすべて生成して、それをそのまま返していた。複雑なページを生成しようとすると、View内で非常に複雑なHTMLを作成しなければならない。そこでテンプレートシステムを利用する。
 +
 +テンプレートを保存するディレクトリを作成する。テンプレートは、標準ではsettings.pyのINSTALLED_APPSに列挙されたアプリケーションのベースディレクトリ内にある「templates」ディレクトリから検索されるた、templateディレクトリを作成する。さらに、その中にアプリケーション名に対応したサブディレクトリが必要になるので、ここでは「template/report」ディレクトリも作成する。
 +
 +report/views.py
 +  def index(request):
 +      r_list = ReportContents.objects.order_by('hs_code')[:5]
 +      template = loader.get_template('report/index.html')
 +      context = {
 +          'r_list': r_list
 +      }
 +      return HttpResponse(template.render(context, request))
 +
 +View側はテンプレートを指定して、データが格納されたオブジェクトと共に出力に送る。
 +
 +テンプレートはtemplatesディレクトリからの相対パスを指定する。テンプレート内で利用するデータは、contextとして渡す。
 +
 +
 +report/template/index.html
 +  {% if r_list %}
 +      <ul>
 +      {% for r in r_list %}
 +          <li><a href="/polls/{{ r.id }}/">{{ r.report_field01 }}</a></li>
 +      {% endfor %}
 +      </ul>
 +  {% else %}
 +      <p>No polls are available.</p>
 +  {% endif %}
 +
 +テンプレート側ではcontextとして渡されたオブジェクトの中に格納されているデータを適切にテンプレートに埋め込んで表示する。
 +
 +
 +===== Viewの一般的な利用 =====
 +ここまででViewの実践的な使い方の基本を理解したが、Viewからテンプレートで使う変数をcontextとして渡してページを生成する手順は非常によく使うパターンである。そのため、Djangoではショートカットという形で簡略化した呼び出し方法が用意されている。
 +
 +report/views.py
 +  #from django.http import HttpResponse
 +  #from django.template import loader
 +  from .models import ReportContents
 +  
 +  def index(request):
 +      r_list = ReportContents.objects.order_by('hs_code')[:5]
 +      context = {'r_list': r_list}
 +      return render(request, 'report/index.html', context)
 +
 +render関数が必要なHttpResponseオブジェクトを生成してくれる。render関数にrequestオブジェクト、テンプレート、コンテキストとして辞書を渡せば、必要なHttpResponseを生成する。
 +
 +render関数でショートカットする場合、HttpResponseやloaderをインポートしなくてもよい。
 +
 +===== 404エラー =====
 +データを検索したりして、指定されたデータがなかったり問題がある場合には、HTTPエラーを返したい場合がある。
 +
 +reort/views.py
 +  from django.http import Http404
 +  
 +  def detail(request, ReportContents_id):
 +      try:
 +          Rep = ReportContents.objects.get(pk=ReportContents_id)
 +      except ReportContents.DoesNotExist:
 +          raise Http404("Data does not exist")
 +      return render(request, 'report/detail.html', {'Rep':Rep})
 +
 +ここではURL経由で受け取ったIDに基づいてモデルを検索し、例外が発生した場合に404エラーを返している。
 +
 +tryで検索結果が存在しないことを検出してHttp404オブジェクトを引数として例外を送出すれば、404エラーを返すことができる。
 +
 +データを検索して存在しな場合に404エラーを送出するのはよくある処理なので、ショートカットがある。
 +
 +
 +report/views.py
 +  from django.shortcuts import get_object_or_404
 +  
 +  def detail(request, ReportContents_id):
 +      Rep = get_object_or_404(ReportContents, pk=ReportContents_id)
 +      return render(request, 'report/detail.html', {'Rep':Rep})
 +
 +ショートカット関数をインポートして利用する。get_object_or_404関数は、第一引数にモデルを与え、その後に抽出の条件を任意の数与えると、対象が見つかれば対象をそのまま返し、見つからなければその場で例外として404オブジェクトを送出する。モデルのobject.getメソッドを使うショートカットの他に、listメソッドを呼び出すget_list_or_404などもある。
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メモ/django2.1559118134.txt.bz2 · 最終更新: 2019/05/29 17:22 by Wiki Editor

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