Report Designerの起動が遅いことへの対処。
以下のように、listeners要素内をコメントアウトする。
PDIの何かを待っているようなので、PDIを同時にインストールしてあると起動が早いのだろうか?(未検証)
<listeners> <!-- <listener id="PdiOsgiBridge"> <description>PDI-OSGI-Bridge Listener</description> <tooltip/> <classname>org.pentaho.di.osgi.KettleLifeCycleAdapter</classname> <meta-classname/> <version-browser-classname/> </listener> --> </listeners>
Windowsに導入するJavaのバージョンを必ず64bit版にすること。
Oracleから無意識にダウンロードすると32bit版が落ちてくる。そのままインストールすると、jarファイルから起動すると動くが、batファイルからは動かない。batファイルにはメモリ関連のパラメータが入っており、32bit版のjavaでは確保できない大きさが指定されている。なので、batファイルを実行しても何も起こらず(エラーも出ずに)終了するので、原因の切り分けが難しい(しばらくハマった)。必ず64bit版のjavaを導入する必要がある。
また、環境変数「PENTAHO_JAVA_HOME」にjavaのインストールディレクトリを指定しておく必要もある。
ログイン画面を必要に応じてカスタマイズする。複雑な構造なので、最低限のロゴや組織名変更にとどめる。
ログイン画面はJSPで作成されているようだ。以下のファイル該当箇所を適宜修正する。ただし、ロゴなどはテーマの変更で動的に変更するようになっているため、テーマの中のファイルを差し替えたりしないといけない(後述)。
ロゴはPUClogin.jspの以下のブロックで定義され、CSSで表示させている。
<div id="login-header-logo"></div>
CSSはテーマの選択で動的に読み込まれる。標準のrubyテーマだと以下にCSSがある。
ロゴの画像を定義しているのは以下の箇所なので、画像を配置して各種パラメータを調整すればよい。
#login-header-logo { background: url(images/header_logo.svg) no-repeat; height: 20px; width: 76px; margin-top: 3px; }
画像は以下のディレクトリ内に配置する。
フォントを使い分けると相手の環境にフォントがない場合、うまく表示できない場合がある。それを回避するためにPDFにフォントを埋め込む。不要な設定もあるかも。
Report Designerのローカルでは、「File」→「レポート設定」から「output-pageable-pdf」の「EmbedFonts」が「true」になっていれば、標準でフォントを埋め込むようだ。「Encoding」も「UTF-8」にするのが良いようだ。
BI Serverにおいては、設定ファイルをいじる必要がある。
${pentaho_dir}/tomcat/webapps/pentaho/WEB-INF/classes/classic-engine.properties
org.pentaho.reporting.engine.classic.core.modules.output.pageable.pdf.Encoding=UTF-8 org.pentaho.reporting.engine.classic.core.modules.output.pageable.pdf.EmbedFonts=true
を設定する。コミュニティエディションではpdf.EmbedFonts行が標準では記載がないため新しく追加する。
サーバ側にも当然フォントをインストールしておく。